20191006「主は生きておられる」1列王記16:29-17:24(今高牧師)

1.主は生きておられる(16:29~17:1

北王国の王となったアハブは、それ以前の王たち以上に、まことの神を恐れない人物で、罪を重ねて、異教の国から妻イぜベルを迎え、バアルの神を礼拝しました。

バアルとは、「豊穣の神」といわれる偶像で、雨をもたらす神ともいわれていました。

そんなアハブのもとに、神は預言者エリヤを遣わします。

エリヤは、「私の仕えている神、主は生きておられる。 わたしが告げるまで、数年の間、露も降りず、雨も降らないであろう。」と告げます

「主は生きておられる」とのことばどおり、エリヤが仕える神こそ生きて働くまことの神であることが、数年間の干ばつや、エリヤに起こる出来事を通してはっきりと示されていきます。

2.エリヤを養われる神(17216

神様は、ケリテ川では、「カラスがエリヤを養う」と言われました。

神さまに従うということは、自分の思った通りではなくても、従うことです。

神はご自身の民を助けるために、どんな小さな者をも用いることができるのです。

次に神はやもめがエリヤを養うといわれました。

エリヤもやもめも、神のことばに従った結果、すばらしい神のみわざが起きました。

3.やもめの息子を生き返らせる神(17:1724

その後、やもめの息子が重い病気にかかり、死んでしまいました。

エリヤは、その子の遺体を抱えて屋上の部屋に上がり、神に「この子の命を戻してください」と叫び、祈り始めました。すると、神はこの祈りを聴き届けてくださったのです。母親はエリヤが仕える神が真実で、権威あるお方であることを告白しました。

これらの出来事からわかることは「主は生きておられる」ということです。

<暗証聖句>

私が仕えているイスラエルの神、主は生きておられる」  1列王記17:1

<私たち>生きておられる神様が、権威をもって働き、人々の罪を指摘し、神のしもべを支え、祈に応えて働いてくださることが示されています。

このお方は、私たちの主でもあります。従う者を養い、祈りに応えて働いてくださるお方です。みなさんは、そのことを信じているでしょうか。

今も生きて働いておられる主を信じ、従ってまいりましょう。