1.主は生きておられる(16:29~17:1
北王国の王となったアハブは、それ以前の王たち以上に、まことの神を恐れない人物で、罪を重ねて、異教の国から妻イぜベルを迎え、バアルの神を礼拝しました。
バアルとは、「豊穣の神」といわれる偶像で、雨をもたらす神ともいわれていました。
そんなアハブのもとに、神は預言者エリヤを遣わします。
エリヤは、「私の仕えている神、主は生きておられる。 わたしが告げるまで、数年の間、露も降りず、雨も降らないであろう。」と告げます
「主は生きておられる」とのことばどおり、エリヤが仕える神こそ生きて働くまことの神であることが、数年間の干ばつや、エリヤに起こる出来事を通してはっきりと示されていきます。
2.エリヤを養われる神(17・2~16)
神様は、ケリテ川では、「カラスがエリヤを養う」と言われました。
神さまに従うということは、自分の思った通りではなくても、従うことです。
神はご自身の民を助けるために、どんな小さな者をも用いることができるのです。
次に神はやもめがエリヤを養うといわれました。
エリヤもやもめも、神のことばに従った結果、すばらしい神のみわざが起きました。
3.やもめの息子を生き返らせる神(17:17-24)
その後、やもめの息子が重い病気にかかり、死んでしまいました。
エリヤは、その子の遺体を抱えて屋上の部屋に上がり、神に「この子の命を戻してください」と叫び、祈り始めました。すると、神はこの祈りを聴き届けてくださったのです。母親はエリヤが仕える神が真実で、権威あるお方であることを告白しました。
これらの出来事からわかることは「主は生きておられる」ということです。
<暗証聖句>
「私が仕えているイスラエルの神、主は生きておられる」 1列王記17:1
<私たち>生きておられる神様が、権威をもって働き、人々の罪を指摘し、神のしもべを支え、祈に応えて働いてくださることが示されています。
このお方は、私たちの主でもあります。従う者を養い、祈りに応えて働いてくださるお方です。みなさんは、そのことを信じているでしょうか。
今も生きて働いておられる主を信じ、従ってまいりましょう。