1.祈りの預言者エリシャ
エリシャは、北王国イスラエルで、アハブ,エフー,など6人の王に仕え,50年以上の長期にわたって預言者として活動しました.
その活動は,名もないやもめに対する思いやりの奇蹟から,国家の将来を左右する重要な軍事的出来事に至るまで実に幅広いものでした。
今日の個所でエリシャは3回主に祈りを捧げます。その祈りはいずれも重要な祈りで、主のみ心にかなって実現しました。
2.「ともにおられる神」
エリシャの召使が外に出ると、アラムの馬と戦車の軍隊が町を包囲していました。、驚き慌てる召使に対して、エリシャは落ち着いて「恐れるな、私たちとともにいる者は、彼らとともにいる者よりも多いのだから」と答えたのです。
エリシャの祈りによって召使の目は開かれ、アラムの軍勢よりも庄倒的に多い、神の軍勢がともにおられることを見ることが出来たのですから、恐怖心は消えて、現実に立ち向かうことができました。
「神がともにいてくださる」このことこそ、私たちの最大の力です。
3.愛の勝利
エリシャは、このあと、向かって来るアラム軍に対して、彼らの目を盲目にしてくださいと主に祈りました。彼らは盲目となり、エリシャは、戦わずして、彼らを捕虜として、首都のサマリヤまで連れていきました。アラム軍の捕虜たちはエリシャの祈りによって目が開かれ、イスラエルの王の盛大なもてなしを受けてアラムの王のもとに戻されました。ここに、主のはかり知れない愛がエリシャを通して表されています。
<暗証聖句>
「恐れるな、私たちとともにいる者は、彼らとともにいる者よりも多いのだから」 Ⅱ列王記6:16
<私たち> 神はイスラエルの民の歴史を導いて愛をもって救いの御業を進められました。主イエス・キリストの誕生によって、救いがもたらされたのです。
信じる者とともにいてくださり、すべてを知っていてくださる主に信頼し、さまざまな現実に対して、恐れることなく、すべてをゆだねていきましょう。
*ともにいてくださる神様によって平安をいただいた経験を分かちあいましょう。